星とウミガメの島

まなつ

2007年08月26日 11:35

あいだ大阪のお話も入りましたが、沖永良部島の続きです・・・

今回の島への楽しみの1つはウミガメの観察会でした。

着いた日からの当分は、ウミガメの産卵の観察会が終わっていたのですが、
沖永良部ウミガメネットワークウミガメの島の会長の44さんはわざわざ、
私達母子3人のために観察会に連れて行ってくれました。(どうもありがとうございました。)

そして「古里の与和の浜」で夜の8時から観察会でした。
ウミガメを見るときの注意は「真暗にして静かに見る。」と知っていたのですが、
「写真撮影禁止・携帯OFF、明かりはなし、話も禁止」で真っ暗で目が全然慣れなくて、
すごく恐くてドキドキして3人で固まっていました。(笑  
ですが、浜で待っている間の星空に圧倒されました。
見渡す限り満天の星でものすごく感動しました。(T_T)

その日は残念ながらウミガメは上陸しなかったのですが、その後の観察会でウミガメの孵化が2回ほど
見れました。

8月6日7時30分~沖泊海岸にてウミガメの孵化の観察会

田皆岬の灯台の明かりと星が見え初めてキレイな夕暮れでした。 デジカメではこれが精一杯

ウミガメの産卵跡

ハマユウの花・夕方になるとすごくいい香りがします。百合のようないい香りがしました。


通常一回の産卵で卵は200個ぐらい産んで100個ぐらい孵るらしいのですが今回は台風4号の影響でほとんどの産卵後が水没したとのこと。 、この産卵跡は台風で水没してすでに30匹の卵が孵ったらしく掘り返していると水没で腐っていたものもありました。
初めてウミガメの卵を見て触らせてもらいました。ゴルフボールぐらいで少し弾力がありました。
そしてかろうじて1匹だけアカウミガメの赤ちゃんが出てきました。

アカウミガメの赤ちゃんが海に帰っていくところ。写真はfutagoさん撮影。

すごく小さくて元気でたまらなく可愛かった~><
この日は島の小学生の体験学習の子供達も参加して大人も子供もたくさんの人数でした。
みんなで1匹のアカウミガメの赤ちゃんを見送りました。

ウミガメの赤ちゃんはお母さんに一度も会うことなく海に還っていくんですよね。。。
海に帰ると母親って分かるのかな・・・とか思いながら見てました。
時々子ガメと大きなウミガメが泳いでるのを見ますが、本当の親子なんかなとか思ってしまいます。
すごく感動しました。



8月14日7時半~古里・与和の浜でウミガメの産卵の観察会

この日もすごく大勢の参加でした。
毎回そうなんですが、ウミガメの観察会と同時に星の観察会もしてくれて
44さんが丁寧に星座を教えてくれます。
すごく解りやすくて子供達も大人もみんな熱心に聴いています。
エラブの星空はプラネタリウム以上の星空なので、ほんとにキレイでたくさんの星座が見れます。
私は目が悪く大阪ではほとんど星が見れません。実際見えないですが・・・
さそり座をあんなにキレイに見えたのは船の上よりエラブでした。☆
その日はペルセウス流星群の影響もあって、たくさんの流れ星に感動しました。
流れ星がホントに星が尾を引いてるように見えるんですよね。☆彡

今回も上陸はありませんでしたが、アオウミガメの赤ちゃんが数匹海に還るのを見送りました。


仲良しになった44さんの親戚の方からの提供のウミガメの赤ちゃんの写真・アカかアオか判りません


日本一のウミガメ産卵頭数を誇る鹿児島県はウミガメ保護条例が制定され行政と県民が一体となって
ウミガメの保護に協力する事が義務付けられています。
ウミガメネットワークは島の公的機関などと連携を取りながら活動をし見学会の開催や広報活動も行い、
日本ウミガメ協議会と連携し、研修会やウミガメの生態調査などを行っていて、
「ひとりでも多くの子供達に産卵の現場に立ち会ってもらおう。ウミガメの安心できる環境を作っていこう」
を合言葉に活動を行っているボランティアグループです。

会長の44さんはすごく知識のある理科の先生のような方でどんな質問にも答えてくれます。
このような活動をボランティアで行うというのはとても大変な事だと思います。
ボランティアに参加されている方々の仕事ぶりは見ていて素晴しいものだと感心しました。

これからも、ますます発展して活発に活動していって欲しいと思います。
島に移住したらぜひお手伝いさせていただきます^^v


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